岩手桜見ごろ・時期

岩手桜見ごろ・時期を紹介しています。岩手県にはいずれも日本さくら名所100選に選ばれた高松公園、北上展勝地や盛岡城跡公園・岩手公園、水沢公園、紫波城山公園、鍋倉公園・鍋倉城、碁石海岸、薬師公園などの桜名所があります。ちなみに高松公園にはソメイヨシノ・オオヤマザクラなど約800本の桜の木が植えられています。

【岩手桜見ごろ・時期 高松公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約800本 ソメイヨシノ・オオヤマザクラ・シダレザクラ・ヤエザクラ
高松公園(たかまつこうえん)・高松の池(たかまつのいけ)は岩手県盛岡市にあります。高松公園は高松の池を中心に整備された面積約5.1ヘクタールの風致公園です。高松公園は慶長年間(1596年~1615年)~寛永年間(1624年~1645年)に築かれた上田堤(上堤・中堤・下堤)が始まりで、一番大きかった中堤が高松の池になりました。慶長年間の1598年(慶長3年)に南部氏第26代当主・南部信直(なんぶのぶなお)が三戸から盛岡に移って盛岡城の築城を開始し、寛永年間の1633年(寛永10年)に全城が竣工したが、その際に城下町も整備し、湿地帯であった上田地域の治水の為に上田堤が築かれました。高松の池の名称は上田堤が松林の美しい南部氏の鷹狩りの場であったことに由来しています。1889年(明治22年)に市制が施行されると上田堤の公園化が開始され、1906年(明治39年)に日露戦争記念事業として市民の寄付で高松の池の周辺に吉野桜が千数百本植えられ、1949年(昭和24年)に盛岡市立高松公園に指定されると本格的に公園の整備が進められました。
高松公園 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 北上展勝地】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約150種・約1万本 ソメイヨシノ・カスミザクラ
北上展勝地(きたかみてんしょうち)・北上市立公園展勝地は岩手県北上市にあります。北上展勝地は北上川(きたかみがわ)河畔に整備された面積約293ヘクタールの都市公園です。ちなみに北上川は岩手県岩手郡岩手町の御堂観音境内にある弓弭の泉(ゆはずのいずみ)を源とし、盛岡市・花巻市・北上市・奥州市・一関市などを通って旧北上川と分かれ、新北上川を通って追波湾(おっぱわん)に注いでいます。北上展勝地は1920年(大正9年)に元黒沢尻町長・沢藤幸治が発起・主催となって民間団体・和賀展勝会(わがてんしょうかい)を設立して桜の植栽を行い、翌1921年(大正10年)に開園しました。北上展勝地の名称は沢藤幸治の親友・風見章が命名した和賀展勝会と陣ヶ丘からの素晴らしい眺望から展望のきいた名勝・景勝地ということに由来しています。
北上展勝地 岩手桜見ごろ・時期

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【岩手桜見ごろ・時期 盛岡城跡公園・岩手公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約200本 ソメイヨシノ・エドヒガン
盛岡城跡公園(もりおかじょうあとこうえん)は岩手県盛岡市内丸にあります。盛岡城跡公園は正式名称である岩手公園の愛称です。盛岡城跡公園は盛岡城跡を整備した面積約9.2ヘクタールの公園です。盛岡城は1597年(慶長2年)に盛岡藩初代藩主で、南部氏第26代当主・南部信直(なんぶのぶなお)が嫡子である2代藩主で、南部氏第27代当主・南部利直(なんぶとしなお)を総奉行として居城を三戸から不来方(こずかた)を移すことを決定し、翌1598年(慶長3年)の正式許可後に築城が開始されました。
盛岡城跡公園・岩手公園 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 水沢公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約500本 ソメイヨシノ・シダレザクラ・エドヒガン
水沢公園(みずさわこうえん)は岩手県奥州市水沢区中上野町にあります。水沢公園は四季を通じて憩いの場として親しまれている面積約11.3ヘクタールの公園です。水沢公園は1878年(明治11年)に放浪の画家で、造園家・蓑虫山人(みのむしさんじん・土岐源吾(ときげんご))が造園したのが始まりとも言われています。蓑虫山人は江戸時代後期の1836年(天保7年)に美濃(岐阜)安八郡結村に生まれ、1849年(嘉永2年)の14歳の時に郷里を出て、長崎で長崎南画三筆と言われた南画家・鉄翁祖門(てつおうそもん)に学び、その後48年間に渡って全国を放浪し、蓑虫山人・三府七十六県庵主・六十六庵主と称したと言われています。
水沢公園 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 紫波城山公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約2,000本 ソメイヨシノ・ヤエザクラ・エドヒガン・ウコンザクラ・カワズザクラ
紫波城山公園(しわしろやまこうえん)は岩手県奥州市水沢区中上野町にあります。紫波城山公園はかつて高水寺城(こうすいじじょう・郡山城(こうりやまじょう))が築城され、一級河川・北上川を見下ろし、標高約2,038メートルの岩手山・標高約1,917メートルの早池峰山・標高約1,123メートルの姫神山を眺めることができる標高約180メートルの小高い丘陵に整備された公園です。高水寺城は1335年(建武2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が足利氏の一門である斯波高経(しばたかつね)の長男・斯波家長(しば えなが)を奥州管領として下向させて居城としたのが始まりとも言われています。
紫波城山公園 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 鍋倉公園・鍋倉城】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約1,000本 ソメイヨシノ・ヤマザクラ
鍋倉公園(なべくらこうえん)は岩手県遠野市東舘町にあります。鍋倉公園は標高約343メートルの鍋倉山に築城された鍋倉城(なべくらじょう・遠野城・横田城)跡を整備した市立公園です。鍋倉城は天正年間(1573年~1593年)初期に阿曽沼広郷(あそぬまひろさと)が鎌倉時代初期から阿曽沼氏の本拠で、洪水の被害に度々見舞われた横田城に代わり、鍋倉山に築城して横田城と称したのが始まりです。1590年(天正18年)の関白・豊臣秀吉による小田原征伐の際、阿曽沼氏は小田原不参によって領主権を没収されて南部氏配下になり、1627年(寛永4年)に陸奥盛岡藩初代藩で、南部氏第27代・南部利直(なんぶとしなお)が八戸直義 (はちのへなおよし・南部直義)を陸奥国代として入部させ、横田城を修復して名称を鍋倉城に改めました。
鍋倉公園・鍋倉城 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 碁石海岸】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約150本 ソメイヨシノ・ヤエザクラ
碁石海岸(ごいしかいがん)は岩手県大船渡市末崎町字大浜にあります。碁石海岸は大船渡湾(おおふなとわん)に突出した末崎半島(まつさきはんとう)南東にある三陸復興国立公園を代表する景勝地です。碁石海岸の名称は碁石のような黒く丸い小石(小礫(しょうれき))が多く見られることに由来しています。碁石海岸は白亜紀の砂岩と頁岩(けつがん)の互層からなる海岸段丘が海に侵食されることにより、断崖・洞窟・洞門・潮吹き穴などが形成されています。碁石海岸には海岸沿いに穴通磯(あなとおしいそ)・巾着岩(きんちゃくいわ)・雷岩(かみなりいわ)・乱暴谷(らんぼうや)などがあります。
碁石海岸 岩手桜見ごろ・時期

【岩手桜見ごろ・時期 薬師公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約180本 ソメイヨシノ
薬師公園(やくしこうえん)は岩手県釜石市大町にあります。薬師公園は釜石市街地や釜石湾を一望できる高台に整備された公園です。薬師公園はかつて薬師堂とも、十二神とも言われ、薬師如来や十二神将(じゅうにしんしょう)を祀っていたとも言われています。その後江戸時代後期に大天山観音寺の僧侶・敬天律師(けいてんりっし)が荒れ果てた薬師堂を再興しました。薬師公園には戦災者の霊を慰め、平和を祈って建てられた高さ約10.9メートルの平和女神像・製鉄の発展に尽くした高橋亦助(たかはしまたすけ)の頌徳碑などがあります。
薬師公園 岩手桜見ごろ・時期

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