お祭りランキング

お祭りランキングはお祭り・イベントの歴史伝統・人出人気・期待度などを基準にランキングしました。ちなみに祇園祭は千年以上の歴史があると言われています。また青森ねぶた祭・仙台七夕まつり・阿波おどりなどは例年100万人単位の人出があると言われています。

【お祭りランキング 1位 青森ねぶた祭】
青森ねぶた祭(あおもりねぶたまつり)は起源が明確ではありません。青森ねぶた祭は七夕祭りの灯籠流しの変形とも言われているそうです。奈良時代(710年~794年)に中国から七夕祭りが伝わり、津軽の古来からの習俗や精霊送り、そして人形・虫送りなどの行事が一体化したのが起源とも言われているそうです。ちなみにかつては征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷征討の際、敵を油断させておびき寄せる為に大燈籠・笛・太鼓で囃子立てたことに由来するとも言われていたそうです。七夕祭では7月7日の夜に罪・穢れ(けがれ)を川や海に流す為に灯籠を流して無病息災を祈願したことが「ねぶた流し」と言われ、青森ねぶたの海上運行に繋がっているとも言われているそうです。なお「ねぶた・ねぷた・ねふた」は七夕の行事である「ねむりながし(眠り流し)」の眠りが「ねぶた」に転訛したものだそうです。眠り流しは睡魔を払う行事です。
青森ねぶた祭・お祭りランキング

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【お祭りランキング 2位 祇園祭】
祇園祭は869年(貞観11年)に全国各地に疫病が流行した際、平安京の禁苑(宮中の庭)である神泉苑に全国の国の数66ヶ国と同じ66本の鉾を立て、祇園の神(素戔嗚尊=牛頭天王)を祀り、更に八坂神社に3基の神輿を送って、災厄の除去を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源です。その後970年(天禄元年)からは毎年6月14日に行うようになったが、応仁の乱によって途絶え、1500年(明応9年)に町衆の手によって再興されました。ちなみに祇園祭の山鉾行事は国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。なお祇園祭は葵祭(上賀茂神社・下鴨神社)と時代祭(平安神宮)とともに京都三大祭りと言われています。
祇園祭・お祭りランキング

【お祭りランキング 3位 阿波おどり】
阿波おどり(あわおどり)は起源が明確ではありません。阿波おどりは1587年(天正15年)に徳島藩の祖・蜂須賀家政(はちすかいえまさ)が築いた徳島城が落成した際に祝賀行事として城下の民衆が踊ったのが起源とも、「三好記(1663年・寛文3年)」に記されている1578年(天正6年)に三好実休の次男・十河存保(そごうまさやす)が勝瑞城(しょうずいじょう)で行った風流おどりが起源とも、旧暦の7月に行われていた盆おどりが起源とも言われています。400年の歴史を持つ阿波おどりが盛んに踊られるようになったのは藍・塩などで富を蓄積した頃で、藍商人が活躍する頃には年を重ねるごとに豪華になっていたそうです。なお阿波おどりは西馬音内の盆踊りと郡上おどりとともに日本三大盆踊りと言われています。
阿波おどり・お祭りランキング

【お祭りランキング 4位 天神祭】
天神祭(てんじんまつり・てんじんさい)は大阪天満宮が創建された翌々年951年(天暦5年)6月1日に社頭の浜から大川に神鉾を流し、流れついた浜にその年の御旅所・斎場を設けて禊祓い・みそぎはらいを行った際、神領民が船を仕立てて奉迎したのが起源と言われています。その後船の数が増え、関白・豊臣秀吉が大坂城を築城した1583年(天正11年)頃には船渡御の形が整い、元禄時代(1688年~1704年)以降は浪速のシンボルとして隆盛を極め、 享保年間(1716年~1735年)には祭りを支える講が誕生し、お迎え人形も登場するようになりました。幕末の政変や2度の世界大戦で中断があったが、第二次世界大戦後の1949年(昭和24年)に船渡御が復活しました。なお天神祭は生玉夏祭(生國魂神社)と住吉祭(住吉大社)とともに大阪三大夏祭りと言われています。
天神祭・お祭りランキング

【お祭りランキング 5位 仙台七夕まつり】
仙台七夕まつり(せんだいたなばたまつり)は起源が明確ではありません。仙台七夕まつりは江戸時代初期に仙台藩の祖・伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したことから年中行事のひとつになったとも言われています。その後1783年(天明3年)の天明の大飢饉の際には荒廃した世俗の世直しを目的に藩内で盛大に行われたそうです。仙台七夕まつりは明治維新後の新暦移行や第一次世界大戦後の不景気などによって廃れたが、1927年(昭和2年)に大規模に七夕飾りが飾られるようになりました。太平洋戦争後の1946年(昭和21年)に52本の竹飾りを飾って復活し、翌1947年(昭和22年)の昭和天皇巡幸の際には沿道に5000本の竹飾りを大規模に飾りつけました。なお仙台七夕まつりは青森ねぶた祭と秋田竿燈まつりとともに東北三大祭り、山形花笠まつりを加えて東北四大祭りと言われています。
仙台七夕まつり・お祭りランキング

【お祭りランキング 6位 よさこい祭り】
よさこい祭り(よさこいまつり)は1954年(昭和29年)に阿波踊り(徳島県)に対抗する形で、高知商工会議所の有志が太平洋戦争後の経済復興の足掛かりになる祭りを企画し、高知県・高知市の賛同によって始められました。ただ1950年(昭和25年)の南国高知産業大博覧会ではよさこい踊りが初披露されていたそうです。第1回目のよさこい祭りでは打ち上げ花火とサイレンを合図に21団体750人の踊り子が高知公園追手門本部競演場などで、よさこい鳴子踊りを披露し、合成酒タダ飲み会・ハシケン関所破りなどのイベントも行われたそうです。その後1992年(平成4年)に北海道札幌市でYOSAKOIソーラン祭りが行われると全国各地によさこい祭りが広がっていきました。なおよさこい祭りは徳島の阿波踊りと愛媛の新居浜太鼓祭りとともに四国三大祭りと言われています。
よさこい祭り・お祭りランキング

【お祭りランキング 7位 秋田竿燈まつり】
秋田竿燈まつり(あきたかんとうまつり)は起源が明確ではありません。秋田竿燈まつりは宝暦年間(1751年~1764年)に真夏の病魔や邪気を払うねぶり流し(眠り流し)の行事としての原型ができたと言われています。江戸時代中期の国学者・津村淙庵(つむらそうあん)の紀行文「雪の降る道(雪のふる道)」には1789年(寛政元年)7月6日に行われたねぶりながし(ねぶり流し・眠り流し)が「長い竿を十文字に構え、それに灯火を数多く付けて、太鼓を打ちながら町を練り歩き、その灯火は二丁、三丁にも及ぶ」と記されているそうです。ちなみにねぶり流しは江戸時代以前から行われ、笹竹や合歓木(ねむのき)に願い事を書いた短冊を飾って町を練り歩き、最後に川に流すものだったが、宝暦年間のロウソクの普及もあり、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて、秋田で独自に発展したと言われています。
秋田竿燈まつ・お祭りランキング

【お祭りランキング 8位 長崎くんち】
長崎くんち(ながさきくんち)は1634年(寛永11年)に高尾と音羽の2人の遊女が諏訪神社神前で謡曲・小舞(こめえ)を奉納したのが起源と言われています。長崎奉行・榊原飛騨守(榊原職直)がキリシタン(キリスト教徒)を鎮圧する為に肝いりで始めたとも言われています。その後長崎奉行の援助もあって年々盛んになり、奉納踊りに異国の踊りが取り入れられ、豪華絢爛な祭礼に発展しました。ちなみに長崎くんちはかつて旧暦の9月9日に行ったことから9日(くにち)が「くんち」になったと言われています。なお長崎くんちは国の重要無形民俗文化財に指定され、博多おくんち(福岡・櫛田神社)・唐津くんち(佐賀・唐津神社)とともに日本三大くんちと言われています。
長崎くんち・お祭りランキング

【お祭りランキング 9位 おわら風の盆】
おわら風の盆(おわらかぜのぼん)は起源が明確ではありません。おわら風の盆は「越中婦負郡志」によると1702年(元禄15年)3月に八尾の町衆が加賀藩から下された「町建御墨付」を町の開祖・米屋少兵衛家所有から取り戻した祝いに三日三晩に渡って歌舞音曲無礼講で町を練り歩いたのが始まりと言われています。春祭りの三日三晩に三味線・太鼓・尺八など鳴り物で俗謡・浄瑠璃などを唄いながら仮装して練り廻ったそうです。その後旧暦の7月15日の孟蘭盆会(お盆)でも歌舞音曲で練り廻るようになり、やがて二百十日の風の厄日に風神鎮魂を願う風の盆という祭りに変化したそうです。二百十日頃には台風がよく到来し、古来から収穫前に風の被害に遭わないように豊作を祈願する祭りが風の盆と言われるようになったそうです。
おわら風の盆・お祭りランキング

【お祭りランキング 10位 沖縄全島エイサーまつり】
沖縄全島エイサーまつり(おきなわぜんとうえいさーまつり)は1956年(昭和31年)にコザ市・エイサーコンクールとして開催されたのが始まりです。コザ市(沖縄市)は太平洋戦争後にアメリカ軍基地に依存する形で商業都市として発展してきたが、米国民政府が米軍人・軍属・家族が民間地域へ出入りすることを禁止するオフ・リミッツを発布したことにより、商工業者が大きなダメージを受け、戦後復興のシンボルである「エイサーで元気を取り戻そう!」とエイサーコンクールが行われました。なおエイサーは旧暦の7月15日のお盆の夜、ウークイ(精霊送り)を済ませた後に若者が歌と囃子に合わせて踊りながら練り歩く伝統芸能です。
沖縄全島エイサーまつり・お祭りランキング

【お祭りランキング 備考】
*イベント・お祭りなどの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者のサイトなどで確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。

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