国立西洋美術館(アクセス・歴史・・・)・世界遺産
国立西洋美術館
国立西洋美術館(アクセス・概要・見どころ・・・)情報を紹介しています。国立西洋美術館の基となった松方コレクションは川崎造船所社長・松方幸次郎(まつかたこうじろう)が第一次大戦中のロンドン滞在時から収集が始められ、1916年(大正5年)から約10年の間に度々ヨーロッパを訪れ、絵画・彫刻などの美術品や家具・タペストリーなど1万点を買い集めたと言われています。
【国立西洋美術館 アクセスマップ】
場所・・・東京都台東区上野公園7番7号
【国立西洋美術館 アクセス・交通】
*JR上野駅(徒歩約1分)
*京成電鉄・京成上野駅(徒歩約7分)
*東京メトロ銀座線または日比谷線・上野駅(徒歩約8分)
【国立西洋美術館 アクセス・駐車場】
駐車場なし
【国立西洋美術館 時間(要確認)】
9:30~17:30 受付17:00終了
金曜日・・・常設展・企画展は20:00終了。
土曜日・・・常設展は20:00終了。企画展は展覧会によって異なります。
月曜日・年末年始(12/28~1/1)は休館です。ただ月曜日が祝日・振替休日の場合、翌日休館です。(臨時休館あり)
【国立西洋美術館 料金(要確認)】
常設展
個人
一般500円、大学生250円
団体(20名以上)
一般400円、大学生200円
【国立西洋美術館 歴史・簡単概要】
国立西洋美術館(こくりつせいようびじゅつかん)は東京都台東区・上野恩賜公園(うえのおんしこうえん・上野公園)内に建設された西洋美術作品を専門にする美術館です。国立西洋美術館は1959年(昭和34年)4月にフランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に西洋美術作品を広く一般に公開する機関として発足し、1959年(昭和34年)6月10日に開館しました。ちなみに松方コレクションは川崎造船所社長だった実業家・松方幸次郎(まつかたこうじろう)が20世紀初頭にイギリス・フランスなどヨーロッパで買い集めた西洋近代の絵画・彫刻・日本の浮世絵など美術品です。松方コレクションは第二次世界大戦中はナチスドイツの押収は免れたが、戦後にフランス政府によって敵国資産として差し押さえられました。その後1950年(昭和25年)から返還交渉が始まり、1951年(昭和26年)のサンフランシスコ平和条約締結の際、首相・吉田茂がフランスの外相であるロベール・シューマンに返還を要請し、松方コレクションを展示する専用の美術館の設置や輸送費の日本側負担などを条件として返還されることになりました。1953年(昭和28年)に文部省が仮称フランス美術館設置準備協議会を設置し、1954年(昭和29年)に実業家・政治家である藤山愛一郎が中心に松方氏旧蔵コレクション国立美術館建設連盟を結成して寄付金集めが始まりました。その後上野恩賜公園内の寛永寺の子院・凌雲院跡地に建設地が決まり、1954年(昭和29年)に20世紀建築の巨匠であるル・コルビュジエに設計を依頼することが決まりました。1955年(昭和30年)3月に鍬入式が行われ、1957年(昭和32年)にル・コルビュジエの基本設計案・実施設計案を基に弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が実施設計を行い、1959年(昭和34年)1月にフランス外務省で松方コレクションの引渡式が行われ、同年4月に船で日本に到着し、同年6月10日に開館式が行われ、6月13日から一般公開が開始されました。なお国立西洋美術館では1979年(昭和54年)に新館・1997年(平成9年)に企画展示館が竣工しました。
国立西洋美術館は2016年(平成28年)に世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(ル・コルビュジエの建築作品 近代建築運動への顕著な貢献)のひとつに登録されました。
*参考・・・国立西洋美術館(アクセス・歴史・・・)・国立西洋美術館(アクセス・歴史・・・)wikipedia
【国立西洋美術館 見どころ・文化財】
国立西洋美術館の見どころは2007年(平成19年)に重要文化財、1998年(平成10年)に公共建築百選に指定された本館です。本館は建築面積約1,587平方メートルで、地上3階・地下1階・塔屋1階の鉄筋コンクリート造です。ちなみに1階中央部分は屋上まで吹き抜けとなったホールで、設計者であるル・コルビュジエが「19世紀ホール」と命名しました。
【国立西洋美術館 連絡先(要確認)】
電話番号・・・03-5777-8600(ハローダイヤル)
【国立西洋美術館 備考(御朱印・その他・・・)】
最終更新日:2021年(令和3年)11月
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