和歌山桜見ごろ・時期
和歌山桜見ごろ・時期を紹介しています。和歌山県にはいずれも日本さくら名所100選に選ばれた紀三井寺、根来寺、七川ダム湖畔や和歌山城・和歌山公園、道成寺、平草原公園、亀池公園、二川ダム湖畔などの桜名所があります。ちなみに紀三井寺にはソメイヨシノなど約500本の桜の木が植えられています。
【和歌山桜見ごろ・時期 紀三井寺】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約500本 ソメイヨシノ
紀三井寺(きみいでら)は寺伝によると奈良時代の770年(宝亀元年)に唐僧・為光上人(いこうしょうにん)が創建したとも言われています。為光上人は伝教の志篤く、波荒き東シナ海を渡って唐(中国)から日本に渡来して諸国を巡り、観音様の慈悲の光によって人々の苦悩を救い、仏法を広める為の行脚の途中でこの地に至り、夜半標高約228.7メートルの名草山(なぐさやま)山頂あたりに霊光を観じ、翌日登山して千手観音の尊像を感得し、自ら一刀三礼で十一面観世音菩薩像を刻み、一宇を建立して安置したとも言われています。その後歴代天皇が行幸し、平安時代末期に後白河法皇(第77代・後白河天皇)が勅願所に定め、それ以降隆盛を極め、鎌倉時代に止住する僧侶が五百人を越えたとも言われています。
紀三井寺 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 根来寺】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約4,000本 ソメイヨシノ
根来寺(ねごろじ)・根來寺は1130年(大治5年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海以来の学僧と言われた真言宗中興の祖で、新義真言宗始祖である興教大師(こうぎょうだいし)・覚鑁(かくばん)が高野山内に一堂を建立し、伝法院(でんぽういん)と称したのが起源と言われています。覚鑁は鳥羽上皇(第74代・鳥羽天皇)から帰依され、1132年(長承元年)に鳥羽上皇から院宣を得て、高野山に大伝法院(だいでんぽういん)・密厳院(みつごんいん)を建立し、1134年(長承3年)に金剛峯寺(こんごうぶじ)座主に就任したが、空海の教義を復興しようと努めた覚鑁一門と反対派が対立し、1140年(保延6年)に反対派によって覚鑁の住房などが焼き討ちされ、高野山を下りて大伝法院の荘園にあった豊福寺(ぶふくじ)に拠点を移し、円明寺・神宮寺を建立しました。1143年(康治2年)に覚鑁が亡くなり、1288年(正応元年)に大伝法院の学頭・頼瑜(らいゆ)が大伝法院の寺籍を根来に移しました。
根来寺 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 七川ダム湖畔】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約3,000本 ソメイヨシノ
七川ダム湖畔(しちかわダムこはん)は和歌山県東牟婁郡古座川町にあります。七川ダム湖畔は古座川町と和歌山県田辺市の境にある標高1,122メートルの大塔山(おおとうざん)南東麓を源とする古座川水系の本流で二級河川・古座川(こざがわ)中流域に堤高58.5メートル・総貯水容量3,080万立方メートの重力式コンクリートダム・七川ダムが建設されたことによってできました。七川ダムは1953年(昭和28年)に紀州大水害が起こったこともあり、1956年(昭和31年)に洪水調節・発電などの多目的ダムとして完成しました。ちなみに和歌山県では1966年(昭和41年)に有田川本流で二川ダム、1974年(昭和49年)に広川で広川ダム、1988年(昭和63年)に日高川本流で和歌山県下最大級の多目的ダムである椿山ダムが建設されました。
七川ダム湖畔 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 和歌山城・和歌山公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約600本 ソメイヨシノ・シダレザクラ
和歌山城(わかやまじょう)は和歌山県和歌山市一番丁三番地にあります。和歌山城は安土桃山時代の1585年(天正13年)に関白・豊臣秀吉の弟で、大和大納言とも言われた豊臣秀長(とよとみひでなが)が秀吉の命により、藤堂高虎(とうどうたかとら)を普請奉行として吹上の峰に築城し、地名を若山を和歌山に改めたのが起源と言われています。その後紀伊国和歌山藩初代藩主で、浅野氏15代当主・浅野幸長(あさのよしなが)が入城して改修し、1605年(慶長10年)頃に下見板張りの天守が完成したと言われています。1619年(元和5年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康の十男で、紀州徳川家の祖・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が入城し、1621年(元和7年)から和歌山城の改修と城下町の拡張を開始しました。
和歌山城・和歌山公園 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 道成寺】
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約300本 ソメイヨシノ・シダレザクラ
道成寺(どうじょうじ)は和歌山県日高郡日高川町にあります。道成寺は701年(大宝元年)に創建され、和歌山県内最古の寺とも言われています。道成寺は紀大臣道成が第42代・文武天皇の勅願によって、法相宗の僧・義淵僧正(ぎえんそうじょう)を開山として創建したとも、第42代・文武天皇が夫人で、第45代・聖武天皇の母・藤原宮子(ふじわらのみやこ)の願いによって創建したとも言われています。ちなみに境内の発掘調査により、出土した瓦から8世紀初頭には既に創建されていたと言われ、奈良時代の金堂・塔・中門・講堂・回廊などの伽藍跡が発見されています。
道成寺 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 平草原公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約2,000本 ソメイヨシノ・ヤエザクラ・ウコンザクラ
平草原公園(へいそうげんこうえん)は和歌山県西牟婁郡白浜町にあります。平草原公園は白浜町の町並みだけでなく、東側に熊野三千六百峰の山稜・西側に紀伊水道(きいすいどう)・南に吉野熊野国立公園が一望できる高台に整備された面積約140,000平方メートルの公園です。平草原公園には園内3ヶ所に約4,500平方メートルの芝生があり、園内外周には全長約2キロの平草原トリムコース(フィールドアスレチックコース)もあります。また平草原公園には丸太やロープなどで作った素朴な遊具・梅園・白浜民俗温泉資料館などもあります。
平草原公園 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 亀池公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約2,000本 ソメイヨシノ
亀池公園(かめいけこうえん)は和歌山県海南市阪井にあります。亀池公園は和歌山県内最大級のため池である亀池を中心に整備された公園です。ちなみに亀池は江戸時代中期の1710年(宝永7年)に溝ノ口村(海南市野上新)出身の豪農で、紀州藩第5代藩主から江戸幕府第8代将軍になった徳川吉宗に取り立てられて旗本になった井澤弥惣兵衛(いざわやそべえ・井沢弥惣兵衛)が灌漑用のため池として造りました。亀池は周囲約4キロメートル(堤の長さ約98メートル・高さ約16メートル)で、満水面積約13万平方メートル・貯水量約54万立方メートルにもなるため池だが、延べ55,000人の人手で約3ヶ月で完成させたと言われています。
亀池公園 和歌山桜見ごろ・時期
【和歌山桜見ごろ・時期 二川ダム湖畔】
●桜見ごろ・時期・・・例年3月下旬頃~4月中旬頃
●桜規模・種類・・・・約1,000本 ソメイヨシノ
二川ダム湖畔(ふたがわダムこはん)は和歌山県有田郡有田川町二川にあります。二川ダム湖畔は和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,009メートルの揚柳山(ようりゅうざん)を源とする有田川水系の本流で二級河川・有田川(ありだがわ)に堤高64.4メートル・総貯水容量3,010万立方メートの重力式コンクリートダム・二川ダムが建設されたことによってできました。二川ダムは1953年(昭和28年)に紀州大水害が起こったこともあり、1966年(昭和41年)に多目的ダムとして完成しました。
二川ダム湖畔 和歌山桜見ごろ・時期