四天王寺(アクセス・概要・見どころ・・・)

四天王寺
四天王寺(アクセス・概要・見どころ・・・)情報を紹介しています。四天王寺の石鳥居(重要文化財)は神仏習合時代の名残です。石鳥居は1294年(永仁2年)に鎌倉時代の真言律宗の僧・忍性上人が木造鳥居から改め、扁額には「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」と記され、お釈迦様が説法を説く所であり、ここが極楽の東門の中心であるという意味があるそうです。
【四天王寺 アクセスマップ】
場所・・・大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
【四天王寺 アクセス・交通】
*JR環状線・天王寺駅(徒歩約12分)
*地下鉄御堂筋線または谷町線・天王寺駅(徒歩約12分)
*地下鉄谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅(徒歩約5分)
*近鉄南大阪線・阿部野橋駅(徒歩約14分)
【四天王寺 アクセス・駐車場】
駐車場なし
【四天王寺 時間(要確認)】
自由
お堂・中心伽藍・庭園
8:30~16:30(4/1~9/30)例外あり
8:30~16:00(10/~13/31)例外あり
六時堂
8:30~18:00 例外あり
【四天王寺 料金(要確認)】
中心伽藍・庭園
個人
大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料
団体(30名以上)
大人200円、大学生・高校生100円
宝物館
個人
大人500円、大学生・高校生300円、中学生以下無料
団体(30名以上)
大人300円、大学生・高校生200円
【四天王寺 歴史・簡単概要】
四天王寺(してんのうじ)は日本最古の正史「日本書紀」によると593年(推古天皇元年)に第31代・用明天皇の第2皇子・聖徳太子が摂津難波の荒陵(あらはか)に創建したと言われています。聖徳太子は崇仏派の大臣(おおおみ)・蘇我馬子(そがのうまこ)と排仏派の大連(おおむらじ)・物部守屋(もののべのもりや)による丁未の乱(ていびのらん・物部守屋の変)の際、崇仏派の形勢不利を打開する為に自ら四天王像を刻み、勝利したら四天王を安置する寺院を創建し、この世の全ての人々を救済すると誓願され、勝利後にその誓願を果たす為に創建したと言われています。四天王寺は6世紀末頃に蘇我馬子が創建した法興寺(ほうこうじ・飛鳥寺(あすかでら))とともに日本最古の寺院とも言われ、法隆寺(斑鳩寺)・広隆寺(蜂丘寺)・法起寺(池後寺)・中宮寺・橘寺・葛木寺とともに聖徳太子建立七大寺に数えられました。また南から北に向かって中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並び、回廊が囲む形式は6世紀~7世紀の大陸の様式を伝える四天王寺式伽藍配置とも言われています。しかし836年(承和2年)の落雷や960年(天徳4年)の火災などによって主要な伽藍が焼失したと言われています。平安時代から鎌倉時代に天台宗の宗祖である伝教大師・最澄、真言宗の宗祖である弘法大師・空海、融通念仏宗の宗祖である聖応大師・良忍、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人、時宗の宗祖である一遍上人などが参篭したと言われています。その後もたびたび災害に見舞われたり、1576年(天正4年)の石山本願寺攻めの兵火で焼失したりし、桃山時代に関白・豊臣秀吉が再建しました。しかし1614年(慶長19年)の大坂冬の陣でも焼失し、江戸時代に江戸幕府の援助によって再建されました。ただ1801年(享和元年)の落雷でも焼失し、1812年(文化9年)に再建されました。
*参考・・・四天王寺(アクセス・歴史・・・)ホームページ・四天王寺(アクセス・歴史・・・)wikipedia
【四天王寺 見どころ・文化財】
四天王寺の見どころは六時堂・本坊方丈・五智光院・元三大師堂です。
●四天王寺見どころ・六時堂は1623年(元和9年)に江戸幕府2代将軍・徳川秀忠が建立しました。六時堂は桁行七間・梁間五間で、入母屋造の本瓦葺です。六時堂は昼夜6回に渡って諸礼讃をするところから六時礼讃堂とも言われています。
●四天王寺見どころ・本坊方丈は1623年(元和9年)に徳川秀忠が再建しました。本坊方丈は桁行七間・梁間五間で、入母屋造の本瓦葺です。江戸時代初期に家康の側近で、黒衣の宰相とも言われる慈眼大師・天海が執務の時に在住したと言われています。
●四天王寺見どころ・五智光院は1623年(元和9年)に徳川秀忠が再建しました。五智光院は桁行七間・梁間三間で、入母屋造の本瓦葺です。五智光院は大日如来を本尊とする五智如来を安置しています。
●四天王寺見どころ・元三大師堂は1618年(元和4年)に建立されました。元三大師堂は桁行三間・梁間三間で、寄棟造の本瓦葺です。元三大師堂は第18代天台座主で、元三大師(がんざんだいし)とも言われる慈恵大師(じえだいし)・良源(りょうげん)を祀っています。
国宝・・・紙本著色扇面法華経冊子5帖、懸守 7懸、七星剣、丙子椒林剣、四天王寺縁起(根本本、後醍醐天皇宸翰本)、金銅威奈大村骨蔵器
重要文化財・・・四天王寺鳥居、本坊西通用門、本坊方丈(湯屋方丈)、五智光院、六時堂、元三大師堂、石舞台、絹本著色聖徳太子絵伝 6幅、絹本著色両界曼荼羅図、板絵著色聖徳太子絵伝 6面 伝狩野山楽筆、金銅観世音菩薩半跏像、銀製鍍金光背、千手観音及二天箱仏など
【四天王寺 連絡先(要確認)】
電話番号・・・06-6771-0066
【四天王寺 備考(御朱印・その他・・・)】
最終更新日:2021年(令和3年)11月