富岡製糸場（アクセス・歴史・・・）・世界遺産

富岡製糸場

富岡製糸場（アクセス・概要・見どころ・・・）情報を紹介しています。富岡製糸場見どころ・繰糸所は桁行約140.4メートル・梁間約12.3メートル・高さ約12.1メートルで、操業当初には300釜のフランス式繰糸器が設置されていたそうです。その後時代とともに器械（機械）は変わったが、巨大な繰糸所自体は増築などの必要性が無く、建設当時の姿のまま現在まで残されてきました。

【富岡製糸場　アクセスマップ】
場所・・・群馬県富岡市富岡1番地1

【富岡製糸場　アクセス・交通】
*上信電鉄・上州富岡駅

【富岡製糸場　アクセス・駐車場】
駐車場あり

【富岡製糸場　時間（要確認）】
9:00～17:00　受付16:30終了
年末（12/29～31）は休場

【富岡製糸場　料金（要確認）】
個人
大人1,000円、高校生・大学生250円、小学生・中学生150円

団体（20名以上）要予約
大人900円、高校生・大学生200円、小学生・中学生100円
解説員などのオプションあり

【富岡製糸場　歴史・簡単概要】
富岡製糸場（とみおかせいしじょう）は群馬県富岡市富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸工場です。富岡製糸場は1872年（明治5年）に明治政府が日本の近代化の為に模範器械製糸場として設立しました。幕末の開国以来、生糸が日本の主要な輸出品になり、1862年（文久2年）には生糸と蚕の卵である蚕種（さんしゅ）が輸出品の約86%を占めるようになったが、急激な増加によって粗製濫造（そせいらんぞう）を招き、国際的な評価を下げていました。そこで1870年（明治3年）に明治政府は生糸の品質改善・生産向上と技術指導者を育成する為、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場を設立することを決定し、1872年（明治5年）にフランスの技術を導入して富岡製糸場が建設されました。ちなみに富岡製糸場は当時器械製糸工場として、世界最大級の規模を誇っていたそうです。その後1893年（明治26年）に三井家に払い下げられ、1902年（明治35年）に原合名会社に譲渡されて名称が原富岡製糸所になり、1938年（昭和13年）に株式会社富岡製糸所として独立したが、1939年（昭和14年）には日本最大級の繊維企業であった片倉に合併されて名称が片倉富岡製糸所になりました。戦時中の統制経済によって日本蚕糸統制株式会社が成立され、片倉富岡製糸所が形式上賃貸されたが、戦後GHQによって日本蚕糸統制株式会社が解散させられ、片倉工業株式会社富岡工場となりました。1974年（昭和49年）に生産量約37万3401キロという富岡製糸場史上で最高の生産高を記録したが、その後国内外の情勢の変化から生産高が徐々に減少し、1987年（昭和62年）2月26日に操業を停止し、3月5日には閉業式が行われました。なお富岡製糸場は2005年（平成17年）に敷地全体が国の史跡、2006年（平成18年）に初期の主要建造物が重要文化財に指定され、2014年（平成28年）には重要文化財の一部が国宝に指定されました。
富岡製糸場は2014年（平成26年）に世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産（富岡製糸場と絹産業遺産群）のひとつに登録されました。
*参考・・・富岡製糸場（アクセス・歴史・・・）・富岡製糸場（アクセス・歴史・・・）wikipedia

【富岡製糸場　見どころ・文化財】
富岡製糸場の見どころは繰糸所（そうしじょ）・東置繭所（ひがしおきまゆじょ）・西置繭所（にしおきまゆじょ）です。
●富岡製糸場見どころ・繰糸所は1872年（明治5年）に敷地の中心に繰糸を行う建物として建設されました。繰糸所は桁行約140.4メートル・梁間約12.3メートル・高さ約12.1メートルで、キングポストトラスの小屋組や高い天井、そしてフランスから輸入した鉄製ガラス窓で明るい大空間を実現しています。
●富岡製糸場見どころ・東置繭所と西置繭所は1872年（明治5年）に繰糸所と直交方向に建設されました。2棟はほぼ同形の建物で、桁行約104.4メートル・梁間約12.3メートルの木骨レンガ造2階建てで、屋根は切妻造・桟瓦葺きです。2棟の2階が主に繭置き場に使われ、乾燥の為に多数の窓があります。ちなみに2棟合わせて合計約32トンの繭が収容できたそうです。

国宝・・・繰糸所、東置繭所、西置繭所
重要文化財・・・蒸気釜所（じょうきかましょ）、鉄水溜（てっすいりゅう）、首長館（しゅちょうかん）、女工館（じょこうかん）、検査人館（けんさにんかん）、貯水槽（鉄水溜）、排水溝（下水竇及び外竇）

【富岡製糸場　連絡先（要確認）】
電話番号・・・0274-62-6001（富岡市観光協会）

【富岡製糸場　備考（御朱印・その他・・・）】
最終更新日：2021年（令和3年）11月