静岡紅葉見ごろ・時期

静岡紅葉見ごろ・時期を紹介しています。静岡県にはいずれも日本紅葉の名所100選に選ばれた寸又峡、天城や梅ヶ島温泉、井川湖・井川ダム、明神峡、龍潭寺、熱海梅園などの紅葉名所があります。ちなみに寸又峡では紅葉が見ごろを迎える時期にカエデ・モミジなどが色付きます。

【静岡紅葉見ごろ・時期 寸又峡】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ・モミジ
寸又峡(すまたきょう)は静岡県榛原郡川根本町にあります。寸又峡は大井川水系の本流で一級河川・大井川(おおいがわ)の支流・寸又川(すまたがわ)の内、堤高34.8メートルの重力式コンクリートダム・寸又川ダムと堤高46.1メートルの重力式コンクリートダム・大間ダム(おおまダム)の間にある全長約16キロの渓谷です。寸又峡は静岡県・長野県・山梨県にまたがり、標高約3,193メートルの北岳(きただけ)を最高峰とする南アルプス・赤石山脈(あかいしさんみゃく)の隆起と寸又川の川底への激しい下刻作用(下方侵食)により、蛇行状に曲がりくねった穿入蛇行(せんにゅうだこう)の流れと砂岩(さがん)・頁岩(けつがん)の互層(ごそう)などを侵食して、高さ約100メートルの渓谷を形成しました。
寸又峡 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 天城】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月上旬頃(八丁池周辺)・例年11月中旬頃(昭和の森会館周辺)・例年11月下旬頃(旧天城トンネル周辺)
天城(あまぎ)は標高約1,406メートルの天城山(天城連山・天城山脈)周辺地域を言います。天城山は静岡・伊豆半島中央部を東西に広がり、中央火口丘である白田山(しらたやま)、外輪山である伊豆半島最高峰の万三郎岳(ばんざぶろうだけ)・標高約1,299メートルの万二郎岳(ばんじろうだけ)・標高約1,024メートルの箒木山(ほうきやま)、側火山である標高約1,197メートルの遠笠山(とおがさやま)・標高約580メートルの大室山(おおむろやま)などの山々から構成されている複合火山(カルデラ火山)です。天城の地名は雨が多い多雨地帯で、「雨木」に由来するとも言われています。天城山はかつて狩野山・甘木山と言われていたそうです。天城山は伊豆東部火山群に属し、第四紀更新世(約258万年前~約1万年前)以来の長期に渡る火山活動によって形成され、山体は主に安山岩(あんざんがん)からなっています。
天城 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 梅ヶ島温泉】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・カエデ・ミズナラ・オオイタヤメイゲツ
梅ヶ島温泉(うめがしまおんせん)は静岡県静岡市葵区梅ヶ島にあります。梅ヶ島温泉は静岡県と山梨県の県境にある大谷嶺(おおやれい)・八紘嶺(はっこうれい)・安倍峠(あべとうげ)を源とする安倍川水系の本流で一級河川・安倍川(あべかわ)最上流域にあります。梅ヶ島温泉では安倍川河畔に一直線上に旅館が立ち並んでいます。梅ヶ島温泉は1913年(大正2年)に編集された「安倍郡梅ヶ島村誌」に「口碑 徃古仙人の林間分け入りしにより発見せられたりといいその後応神天皇の御待黄金湯の名称を賜りしという」と記され、約1,700年前の第15代・応神天皇の時代(270年~312年)には既に開湯されていたとも言われています。梅ヶ島温泉は戦国時代に武田信玄(たけだしんげん)の隠し湯として使われ、江戸幕府初代将軍・徳川家康(とくがわいえやす)や第2代将軍・徳川秀忠(とくがわひでただ)が湯治した記録も残されています。
梅ヶ島温泉 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 井川湖・井川ダム】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・ウルシ・イチョウ
井川湖(いかわこ)・井川ダム(いかわダム)は静岡県静岡市葵区井川にあります。井川湖は静岡県・長野県・山梨県の県境付近にある標高約3,189.5メートルの間ノ岳(あいのだけ)を源とする大井川水系の本流で一級河川・大井川(おおいがわ)上流部に建設された堤高約103.6メートル・堤頂長約243メートル・総貯水容量約1億5千万立方メートルの中空重力式コンクリートダム・井川ダムが建設されてできた人造湖です。ちなみに井川ダムは周囲約10キロの大井川水系最大のダムで、中空重力式ダムとして北海道・空知川(そらちがわ)に建設されている金山ダム(かなやまダム)に次ぐ大きさです。井川ダムは1952年(27年)に着工され、1957年(昭和32年)に完成しました。井川湖には吊橋が架けられ、井川湖渡船が運航されています。
井川湖・井川ダム 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 明神峡】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・ウルシ・イチョウ
明神峡(みょうじんきょう)は静岡県浜松市天竜区春野町にあります。明神峡は浜松市天竜区水窪町地頭方付近を源とする天竜川(てんりゅうがわ)水系の一級河川・気田川(けたがわ)上流部に形成された渓谷です。ちなみに気田川は清流で知られ、地元では日本一きれいな川とPRしているそうです。気田川は鮎などの渓流釣りの名所で知られ、カヌー・ラフティングなどアウトドアレジャーの名所にもなっています。明神峡は春野町勝坂から水窪門桁までの長さ約5キロの渓谷です。明神峡は水の作用で形成された堆積岩 (たいせきがん) である水成岩(すいせいがん)などを気田川が侵食し、断崖がそそり立ち、巨岩・巨石が続きます。明神峡はフリークライミングやスポーツクライミングの一種であるボルダリングが天然石できるスポットとして注目されているそうです。
明神峡 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 龍潭寺】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃~12月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・カエデ・ドウダンツツジ
龍潭寺(りょうたんじ)は静岡県浜松市北区引佐町井伊谷にあります。龍潭寺は寺伝によると奈良時代の733年(天平5年)に僧・行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が創建し、当初地蔵寺と言われたのが起源とも言われています。平安時代の1093年(寛治7年)に井伊氏初代当主・井伊共保(いいともやす)が葬られ、井伊共保の戒名から寺号が自浄寺に改められ、井伊氏の菩提寺になったとも言われています。1507年(永正4年)に井伊家22代・井伊直平(いいなおひら)が中興開山・黙宗瑞淵(もくしゅうたんえん)和尚に帰依して臨済宗妙心寺派に改め、1560年(永禄3年)の桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)で戦死した井伊家22代・井伊直盛(いいなおもり)の戒名から寺号が龍潭寺に改められました。
龍潭寺 静岡紅葉見ごろ・時期

【静岡紅葉見ごろ・時期 熱海梅園】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月下旬頃~12月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・イロハモミジ・ムサシノ・イチジョウ
熱海梅園(あたみばいえん)は静岡県熱海市梅園町にあります。熱海梅園は面積約4.4ヘクタール(約14,000坪)の熱海市市営の庭園です。熱海梅園は医師・医学者で、内務省官僚・長与専斎(ながよせんさい)が「温泉がよく病気に効くのは、ただその中に含まれている塩気や鉄精にばかり頼らず、適当な運動をするからである」と提唱したことから造成され、1886年(明治19年)に開園しました。1888年(明治21年)に熱海第二御料地になり、1924年(大正13年)に熱海第三御料地になり、太平洋戦争後の1945年(昭和20年)に国有地になり、1960年(昭和35年)に熱海国際観光温泉文化都市建設法によって熱海市に無償で払い下げられました。
熱海梅園 静岡紅葉見ごろ・時期

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