秋田桜見ごろ・時期

秋田桜見ごろ・時期を紹介しています。秋田県にはいずれも日本さくら名所100選に選ばれた千秋公園・久保田城、真人公園、桧木内川堤・武家屋敷通りや能代公園、横手公園・横手城跡、本荘公園・本荘城跡、きみまち阪県立自然公園などの桜名所があります。ちなみに千秋公園・久保田城には約750本の桜の木が植えられています。

【秋田桜見ごろ・時期 千秋公園・久保田城】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約750本 ソメイヨシノ
千秋公園(せんしゅうこうえん)・久保田城(くぼたじょう)は秋田県秋田市にあります。千秋公園は久保田城の本丸・二の丸跡地に整備された面積約16.29ヘクタールの都市公園(総合公園)です。千秋公園の名称は秋田市出身の漢学者で、久保田藩大館城代家老・狩野良知(かのうりょうち)が秋田の「秋」に長久の「千」を冠し、長い繁栄を祈って命名したそうです。千秋公園はかつて三浦氏(川尻氏)が氏神として祀っていた総社大明神・神明宮・別宮摂末社とともに鎗留ノ城とも、矢留ノ城とも言われる城があった場所です。久保田城は1603年(慶長8年)から久保田藩初代藩主・佐竹義宣(さたけよしのぶ)が神明山に築城を開始し、城下町と徳川幕府初代将軍・徳川家康が推進していた主要道の整備も行いました。
千秋公園・久保田城 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 真人公園】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年4月下旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約2,000本 ソメイヨシノ・ヤマザクラ
真人公園(まとこうえん)は秋田県横手市増田町にあります。真人公園は標高約391メートルの真人山一帯を整備した面積約5.46ヘクタールの都市公園(総合公園)です。真人の名称は平安時代中期の出羽の豪族で、鎮守府将軍従五位下・清原真人武則(きよはらまひとのたけのり)に由来すると言われています。清原真人武則は平安時代後期に陸奥国で起こった前九年の役(ぜんくねんのえき)の際、陸奥守で、河内源氏2代目棟梁・源頼義(みなもとのよりよし)に協力して陸奥国の豪族・安倍貞任(あべのさだとう)を捕らえて安倍氏を滅ぼしました。真人公園は1917年(大正6年)に第123代・大正天皇即位記念事業として整備が始まりました。
真人公園 秋田桜見ごろ・時期

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【秋田桜見ごろ・時期 桧木内川堤・武家屋敷通り】日本さくら名所100選
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・400本余り ソメイヨシノ(桧木内川堤)・450本 シダレザクラ(武家屋敷通り)
桧木内川堤は秋田県仙北市西木地域と北秋田市の境界付近にある標高約933メートルの高崎森を源とする雄物川(おものがわ)水系の玉川(たまがわ)の支流である一級河川・桧木内川にあります。桧木内川堤は1933年(昭和8年)に1930年代の昭和恐慌や東北地方の冷害による凶作への政府の救済事業として築堤されました。武家屋敷通りは標高約166メートルの古城山(ふるしろやま・角館城跡(かくのだてじょうあと))山麓の国道46号から南へ伸び、かつての侍町である角館の内町を貫く南北の通りです。ちなみに角館城は1590年(天正16年)に戸沢氏が築城し、1620年(元和6年)に蘆名氏(あしなし)が河川の氾濫などから古城山の南側に新しい城下町を整備しました。
桧木内川堤・武家屋敷通り 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 能代公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月下旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約700本 ソメイヨシノ
能代公園(のしろこうえん)は秋田県能代市清助町にあります。能代公園は秋田県北部を流れて日本海に注ぐ一級河川・米代川(よねしろがわ)・青森県南西部から秋田県北西部に掛けて広がる標高1,000メートル級の山地で、ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されている白神山地(しらかみさんち)、そして日本海を臨む小丘陵に整備された面積約5.6ヘクタールの公園です。能代公園は1900年(明治33年)に東宮(第123代・大正天皇)殿下の御慶事記念として、東京府職員・長岡安平(ながおかやすへい)による設計によって開設され、頂上広場に奉祝碑が建立されました。
能代公園 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 横手公園・横手城跡】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約3,000本 ソメイヨシノ
横手公園(よこてこうえん)は秋田県横手市城山町にあります。横手公園は横手城跡が整備された面積約38.9ヘクタールの都市公園(総合公園)です。横手城は起源が明確ではありません。戦国時代の1550年頃に築城されて朝倉城とも言われ、小野寺氏に属する横手氏・大和田氏・金沢氏が居城としたが、小野寺氏に反抗したことから平定され、小野寺氏が本拠としたと言われています。ちなみに横手城は土砂崩れの防止や斜面を登れないように韮が植えられ、韮城(にらじょう)とも言われていました。1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦い後の1601年(慶長6年)に出羽国横手城主・小野寺義道(おのでらよしみち)が改易され、1602年(慶長7年)に佐竹氏19代当主・佐竹義宣(さたけよしのぶ)が出羽久保田藩(秋田藩)に転封されて久保田城に入城し、横手城に城代を置きました。
横手公園・横手城跡 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 本荘公園・本荘城跡】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約1,000本 ソメイヨシノ
本荘公園(ほんじょうこうえん)は秋田県由利本荘市にあります。本荘公園は本荘城跡を整備した面積約147,000平方メートルの公園です。本荘城は1610年(慶長15年)に出羽山形藩初代藩主で、最上氏第11代当主・最上義光(もがみよしあき)の重臣・楯岡満茂(たておかみつしげ・本城満茂)が尾崎山に築城したのが始まりです。本荘城は石垣を使わずに土塁と壕によって築城され、土塁の城として知られています。本荘城は本丸・二の丸・三の丸から成り、本丸には天守閣はなく二重櫓や諏訪神社が建てられ、三の丸に居館は置かれたそうです。本荘城は当初は尾崎城・鶴舞城とも言われていたそうです。
本荘公園・本荘城跡 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 きみまち阪県立自然公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月下旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・約1,500本 ソメイヨシノ
きみまち阪県立自然公園(きみまちざかけんりつしぜんこうえん)・きみまち阪公園は秋田県能代市二ツ井町小繋にあります。きみまち阪県立自然公園はきみまち阪を中心とする一帯を整備した面積約599ヘクタールの県立自然公園です。きみまち阪の名称は1881年(明治14年)に第122代・明治天皇が東北巡幸した際、当地を訪れてその美しさに感動し、名称が定まっていなかった当地をきみまち阪と名付けました。東北巡幸の際には長旅を気遣う皇后の手紙が明治天皇をお待ちし、「大宮の うちにありても あつき日を いかなる山か 君はこゆらむ」という歌がしたためられていたというエピソードが残されているそうです。
きみまち阪県立自然公園 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 勢至公園】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月中旬頃~4月下旬頃
●桜規模・種類・・・・約1,000本 ソメイヨシノ・ヤエザクラ
勢至公園(せいしこうえん)は秋田県にかほ市金浦にあります。勢至公園は観音潟(かんのんがた)・竹嶋潟(たけしまがた)を中心とした面積約28万平方メートル公園です。勢至公園の名称はかつて木の仏像が出土し、仏像が得大勢至菩薩(せいしぼさつ)の姿だったという言い伝えに由来し、江戸時代後期の1857年(安政4年)に勢至公園や金浦山神社(このうらやまじんじゃ)周辺に西国三十三札所になぞらえて33体の観音石仏が建立されました。
勢至公園 秋田桜見ごろ・時期

【秋田桜見ごろ・時期 日本国花苑】
●桜見ごろ・時期・・・例年4月下旬頃~5月上旬頃
●桜規模・種類・・・・200種・約2,000本 ソメイヨシノ・シダレザクラ・ヤエザクラ
日本国花苑(にほんこっかえん)は秋田県南秋田郡井川町にあります。日本国花苑では1972年(昭和47年)4月に第124代・昭和天皇と皇后両陛下の訪欧、秋田県立県百年、井川小学校統合校舎の建設を記念し、日本各地から集められた200種・約2,000本の桜の木が2年 掛りで植えられました。ちなみに昭和天皇と皇后両陛下が訪欧した際にはヨーロッパ7ヶ国に送られた桜と同じ品種の桜の木が植えられたそうです。
日本国花苑 秋田桜見ごろ・時期

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