青森紅葉見ごろ・時期
青森紅葉見ごろ・時期を紹介しています。青森県にはいずれも日本紅葉の名所100選に選ばれた奥入瀬渓流、白神山地や八甲田連峰、酸ヶ湯温泉・地獄沼、岩木山、中野もみじ山、十和田湖、十二湖などの紅葉名所があります。ちなみに奥入瀬渓流では紅葉が見ごろを迎える時期にトチ・カエデ・カツラ・ブナなどが色付きます。
【青森紅葉見ごろ・時期 奥入瀬渓流】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・トチ・カエデ・カツラ・ブナ
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は青森県十和田市にあります。奥入瀬渓流は十和田湖(とわだこ)を源とし、太平洋に注ぐ全長約67キロの奥入瀬川水系の本流で、二級河川・奥入瀬川(おいらせがわ)の内、十和田湖東岸の子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの約14キロに渡る渓流を言います。奥入瀬渓流には滝・奇岩・奇勝などが多く点在し、万両の流れ・千両岩・五両の滝・銚子大滝・寒沢の流れ・九段の滝・姉妹の滝・双白髪の滝・不老の滝・白糸の滝・玉簾の滝・白絹の滝・岩菅の滝・白銀の流れ・天狗岩・双竜の滝・白布の滝・雲井の滝・飛金の流れ・昭和池・九十九島・阿修羅の流れ・馬門岩・屏風岩・石ヶ戸の瀬・三乱の流れ・紫明渓などの景勝地が多く、日本一の渓流美を誇るとも言われています。銚子大滝は高さ約7メートル・幅約20メートルで、奥入瀬渓流随一の滝とも言われています。
奥入瀬渓流 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 白神山地】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃~10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・カエデ・タムシバ
白神山地(しらかみさんち)は青森県南西部から秋田県北西部に広がる面積約13万ヘクタールの広大な山地帯(山岳地帯)です。その内の人為的な影響をほとんど受けていない原生的な世界最大級とも、東アジア最大級とも言われるブナ林約16,971ヘクタールがユネスコ世界自然遺産に登録されました。世界遺産地域は中央部の核心地域と周辺の緩衝地域に分かれています。ちなみに青森県側の面積は12,627ヘクタールで、全体の約4分の3を占めています。白神山地はおよそ9千万年前頃の白亜紀にできた花崗岩(かこうがん)を基盤に2千万年前から1千2百万年前頃の新第三紀中新世の堆積岩(たいせきがん)とそれを貫く貫入岩類(かんにゅうがんるい)で構成されています。ブナ林は最終氷期(7万年前~1万年前)が終わった約1万年前から形成が始まり、約8千年前には既に形成されていたと言われています。
白神山地 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 八甲田連峰】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月上旬頃~10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・ナラ・カエデ・ダケカンバ
八甲田連峰(はっこうだれんぽう)は青森県青森市荒川字寒水沢などにあります。八甲田連峰は北海道の樽前山 (たるまえさん) から東北地方中央部を縦断し、栃木県の那須岳(なすだけ)を経て長野県の浅間山(あさまやま)付近まで続く那須火山帯(なすかざんたい)の内の八甲田火山群地域のことを言います。八甲田の名称は「新撰陸奥国志」によれると八(たくさんの)の甲(たて)状の峰と山上に多くの田代(湿原)があることに由来しているそうです。八甲田連峰では前嶽・田茂萢岳(たもやつだけ)・赤倉岳・井戸岳・大岳・小岳・高田大岳・雛岳(ひなだけ)・硫黄岳(いおうだけ)・石倉岳などを北八甲田(北部八甲田山系)、逆川岳(さかさがわだけ)・横岳・猿倉岳・駒ヶ峯・櫛ヶ峯(くしがみね)・乗鞍岳(のりくらだけ)・南部赤倉岳などを南八甲田(南部八甲田山系)と言います。
八甲田連峰 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 酸ヶ湯温泉・地獄沼】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・ナラ・カエデ・ダケカンバ
酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)・地獄沼(じごくぬま)は青森県青森市八甲田山中にあります。酸ヶ湯温泉は八甲田連峰(はっこうだれんぽう)を構成する最高峰である標高約1,584メートルの大岳(おおだけ)西麓の標高約900メートルの高地にあります。酸ヶ湯は日本屈指の豪雪地帯で、過去には5メートル以上の積雪量を記録したことがあります。酸ヶ湯温泉は元々鹿湯(しかゆ)と言われていたが、その後酸ヶ湯(すかゆ)に変化したとも言われています。酸ヶ湯温泉は江戸時代前期の1684年(貞享元年)に開湯されたとも言われ、古くから湯治場として知られていたそうです。酸ヶ湯温泉は1954年(昭和29年)に群馬県の四万温泉(しまおんせん)・栃木県の日光湯元温泉(にっこうゆもとおんせん)とともに国民保養温泉地第1号に指定されました。
酸ヶ湯温泉・地獄沼 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 岩木山】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・ナラ・カラマツ・オオヤマザクラ・ダケカンバ・ナナカマド
岩木山(いわきさん)は青森県弘前市などにあります。岩木山は標高約1,625メートルで、青森県内で最も標高が高い山です。岩木山はその円錐形の山容から津軽富士とも言われ、お岩木(山)・お岩木様とも言われています。ちなみに青森県五所川原市(北津軽郡金木村)出身の小説家・太宰治(だざいおさむ)は「十二単(じゅうにひとえ)を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」と喩えたそうです。岩木山は山頂が三つの峰に分かれ、弘前側から見て右が巌鬼山(岩鬼山)・左が鳥海山と言われているそうです。岩木山は火山活動が明確ではなく、70万年前に山体崩壊したとも言われ、山頂の溶岩ドームは1万年より新しいとも言われています。
岩木山 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 中野もみじ山】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ
中野もみじ山(なかのもみじやま)は青森県黒石市南中野字不動舘にあります。中野もみじ山は江戸時代後期の1802年に(亨和2年)に陸奥弘前藩第9代藩主・津軽寧親(つがるやすちか)が京都から百余種の楓苗を取寄せ、翌1803年(享和3年)に移植したと言われています。津軽寧親は1802年に(亨和2年)に温湯村に一泊し、中野山のモミジや不動の滝に魅せられ、京都から百余種の楓苗を取寄せて中野不動尊に奉納し、翌1803年(享和3年)に3本のモミジの苗木を植えたと言われています。ちなみに中野もみじ山は日本紅葉の名所100選に選ばれている京都・嵐山(あらしやま)に因んで、小嵐山とも言われているそうです。
中野もみじ山 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 十和田湖】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃~10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ・ブナ・ナナカマド・カツラ
十和田湖(とわだこ)は青森県十和田市・秋田県鹿角郡小坂町にあります。十和田湖は約2,000年前の火山活動によって形成されたすり鉢状のくぼ地に水が溜まった周囲約46キロ・面積約61.11平方キロ・最大水深約326.8メートルの二重式カルデラ湖です。十和田湖は日本国内で12番目に面積が大きく、3番目に深い湖です。十和田湖には銀山川(ぎんざんがわ)・大川岱川(おおかわたいがわ)・鉛山川(なまりやまがわ)・宇樽部川(うたるべがわ)・神田川(かんだがわ)などが流入し、東岸にある唯一の流出河川・奥入瀬川(おいらせがわ)から流出して太平洋に注いでいます。十和田湖には湖畔に彫刻家・高村光太郎(たかむらこうたろう)作のブロンズ像「乙女の像」が建てられ、周辺に十和田湖神社などがあります。
十和田湖 青森紅葉見ごろ・時期
【青森紅葉見ごろ・時期 十二湖】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ブナ・ミズナラ・イタヤカエデ・ハウチワカエデ
十二湖(じゅうにこ)は青森県西津軽郡深浦町松神国有林地内にあります。十二湖は青森県南西部から秋田県北西部に広がる世界遺産・白神山地(しらかみさんち)の一角で、津軽国定公園内にある湖の総称です。十二湖は標高150メートル~250メートルの起伏の多い台地約4平方キロに33の湖沼が点在しています。十二湖の名称は標高約939.9メートルの崩山(くずれやま)の標高約694メートルの展望地である大崩から眺めると12の湖が見えることからが由来になっています。十二湖は起源が明確ではないが、江戸時代中期の1704年(宝永元年)に起こったマグニチュード7前後の能代地震(のしろじしん(岩館地震・能代北方地震))によって崩山が崩壊して塞き止められた川から形成されたとも言われています。十
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