群馬紅葉見ごろ・時期
群馬紅葉見ごろ・時期を紹介しています。群馬県にはいずれも日本紅葉の名所100選に選ばれた榛名山・榛名湖、妙義山や赤城山、徳明園、吾妻峡、尾瀬ヶ原、尾瀬沼、谷川岳などの紅葉名所があります。ちなみに榛名山・榛名湖では紅葉が見ごろを迎える時期にブナ・カエデ・ナナカマド・ツツジなどが色付きます。
【群馬紅葉見ごろ・時期 榛名山・榛名湖】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・サクラ・ツツジ・ミズナラ・カシワ・レンゲツツジ・ユウスゲ・ハルナユキザサ
榛名山(はるなさん)は群馬県中部にあります。榛名山は大型の複成火山(複式火山・二重式火山)で、中央に東西約4キロメートル・南北約2.5キロメートルのカルデラと標高約1,390メートルの榛名富士があり、その外側に最高峰の標高約1,449メートルの掃部ヶ岳(かもんがたけ)・標高約1,303メートルの天目山・標高約1,411メートルの相馬山・標高約1,344メートルの二ッ岳・標高約1,363メートルの烏帽子岳・標高約1,350メートルの鬢櫛山(びんぐしやま)などが囲み、更にその外側に側火山があります。榛名湖(はるなこ)は榛名山のカルデラ内にある湖面標高約1,084メートルの火口原湖(カルデラ湖)です。榛名湖は周囲約4.8キロ・面積約1.24平方キロで、一級河川である利根川水系に属しています。
榛名山・榛名湖 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 妙義山】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃~11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・カエデ
妙義山(みょうぎさん)は群馬県富岡市・安中市・甘楽郡下仁田町の境界にあります。妙義山は金洞山(こんどうさん)・白雲山(はくうんざん)・金鶏山(きんけいさん)・相馬岳(そうまだけ)・谷急山(やきゅうさん)・丁須ノ頭(ちょうすのかしら)・御岳(みたけ)などの峰々から構成され、奇岩・怪石の景勝に飛んでいます。妙義山の名称は南朝初代で、第96代・後醍醐天皇に仕えた権大納言・花山院長親(かざんいんながちか)が山を眺め、高く大きいことを意味する明々巍々(めいめいぎぎ)であるところから「明巍」と名付け、そこから「妙義」となったとも言われています。妙義山は新第三紀(2,303万年前から258万年前)の600万年前に噴出した火山の一部とも言われ、安山岩(あんざんがん)・凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)などがら構成され、侵食に弱かったことから急崖・絶壁が発達したと言われています。
妙義山 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 赤城山】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ナナカマド・ツツジ・ミズナラ・カエデ・カラマツ
赤城山(あかぎやま・あかぎさん)は群馬県前橋市富士見町などにあります。赤城山は群馬県のほぼ中央に位置する標高約1,828メートルの山です。赤城山は太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできた島弧型火山で、中央に大沼(おおぬま・おの)というカルデラ湖を伴うカルデラを持ち、周囲を標高約1,828メートルの黒檜山(くろびさん)・標高約1,579メートルの長七郎山(ちょうしちろうさん)・標高約1,565メートルの鈴ヶ岳(すずかだけ)など標高1,200~1,800メートルの峰々が取り囲む関東地方有数の複成火山です。赤城山は約50万年前に足尾山地(あしおさんち)と古利根川(ふるとねがわ)の間の低湿地で、柏崎千葉構造線の群馬県東部部分(利根川構造線)の割れ目からの火山活動が始まりとも言われています。
赤城山 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 徳明園】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ
徳明園(とくめいえん)は群馬県高崎市石原町にあります。徳明園は洞窟観音(どうくつかんのん)の建設と並行して造成が進められた回遊式日本庭園です。ちなみに洞窟観音は1919年(大正8年)に高崎市の呉服商・山田徳蔵がつるはし・スコップなどの人力で洞窟の掘削に着手し、50年の歳月を掛けて造られたそうです。洞窟観音は約400メートルの洞窟内に彼岸(ひがん)の楽土をイメージし、人跡未踏の深山幽谷(しんざんゆうこく)を写し、大瀑布(だいばくふ)・渓流(けいりゅう)になぞらえ、浅間山(あさまやま)の噴石を含む巨石・銘石などが置かれたり、石彫の名工・楽山が生涯掛けて御影石(みかげいし)に刻んだ39体の観音像が安置されたりしています。徳明園はスケールの大きさで、北関東一の名園とも評価されています。
徳明園 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 吾妻峡】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ・クヌギ・イヌシデ・リョウブ・サクラ
吾妻峡(あづまきょう)は群馬県吾妻郡東吾妻町・長野原町にあります。吾妻峡は群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県の境界にある標高約1,362メートルの鳥居峠を源とする利根川(とねがわ)の支流で一級河川・吾妻川(あがつまがわ)上流に形成された長さ約3.5キロの吾妻渓谷の内、東吾妻町から長野原町までの長さ約2.5キロの区間です。ちなみに吾妻渓谷は上流部の集塊岩(しゅうかいがん)・輝石安山岩(きせきあんざんがん)や下流部の粒状安山岩(りゅうじょうあんざんがん)・石英粗面岩(せきえいそめんがん)が吾妻川によって侵食された渓谷です。吾妻渓谷は高さ約50メートルの岩壁が屹立(きつりつ)し、昇竜岩・臥竜岩・屏風岩・布袋岩などの奇岩・滝(瀑布)があり、曲流に富んだ渓流の各所に早瀬・深淵などが形成されています。
吾妻峡 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 尾瀬ヶ原】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年9月下旬頃~10月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・クサモミジ
尾瀬ヶ原(おぜがはら)は群馬県利根郡片品村・福島県南会津郡檜枝岐村にあります。尾瀬ヶ原は2,000メートル級の山々に囲まれた日本最大の盆地状の高原である尾瀬にある長さ約6キロ・幅約1~2キロ・面積約7.6平方キロの日本最大の湿原です。ちなみに尾瀬ヶ原は標高約1,400メートルにあります。尾瀬ヶ原は約1万年前に標高約2,356メートルの燧ヶ岳(ひうちがたけ)の火山活動による噴出によって堰き止められた湖が埋まって湿原化したとも言われ、大小400の池沼があります。尾瀬ヶ原は湿原内を流れる川の両側にある拠水林(きょすいりん)によって湿原がいくつかに分割され、川上川・上ノ大堀川に囲まれた上田代、上ノ大堀川・ヨッピ川・沼尻川に囲まれた中田代、沼尻川・只見川に囲まれた下田代などの湿原あります。
尾瀬ヶ原 群馬紅葉見ごろ・時期
【群馬紅葉見ごろ・時期 谷川岳】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月中旬頃(一ノ倉沢)
●紅葉樹木種類・・・・・ナナカマド
谷川岳(たにがわだけ)は群馬県利根郡みなかみ町にあります。谷川岳は群馬県・新潟県の県境にある三国山脈(みくにさんみゃく)に属する標高約1,977メートルの山です。谷川岳は頂部が二峰に分かれ、かつて二つ耳と言われていたが、国土地理院の誤記から隣の俎嵓(マナイタグラ)に代わって谷川岳と言われるようになったそうです。ちなみに谷川岳は沼田市・みなかみ町(旧月夜野町)方面から見るとネコの耳のような双耳峰に見えることから手前の標高約1,963メートルの一峰がトマの耳(薬師岳)、奥の標高約1,977メートルの一峰がオキの耳(谷川富士)とも言われています。谷川岳は周囲の標高約1,956メートルの万太郎山(まんたろうやま)・標高約2,026メートルの仙ノ倉山(せんのくらやま)・標高約1,977メートルの茂倉岳(しげくらだけ)などとともに谷川連峰とも言われています。
谷川岳 群馬紅葉見ごろ・時期