広島紅葉見ごろ・時期

広島紅葉見ごろ・時期を紹介しています。広島県にはいずれも日本紅葉の名所100選に選ばれた三段峡、三郎の滝、宮島紅葉谷公園や不動院、尾関山公園、帝釈峡、神龍湖などの紅葉名所があります。ちなみに三段峡では紅葉が見ごろを迎える時期にモミジ・イチョウなどが色付きます。

【広島紅葉見ごろ・時期 三段峡】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・イチョウ
三段峡(さんだんきょう)は広島県山県郡安芸太田町にあります。三段峡は太田川水系の本流で一級河川・太田川(おおたがわ)の支流・柴木川(しばきがわ)に形成された長さ約16キロメートルの峡谷です。柴木川の支流・田代川(たしろがわ)の上流には手付かずの奥三段峡があります。三段峡は柴木川が石英斑岩(せきえいはんがん)・花崗斑岩(かこうはんがん)などの地層を深く侵食し、高さ400メートルにおよぶ大岩壁・滝・急流・深淵などが形成されました。三段峡には長淵(ながぶち)・ポットホール・姉妹滝(しまいだき)・竜ノ口(たつのくち)・赤滝(あかだき)・女夫淵(めおとぶち)・石樋(いしどい)・塔岩(とうのいわ)・ぐるの瀬(ぐるのせ)・天狗岩(てんぐいわ)・黒淵(くろぶち)・雌滝(めだき)などの奇観・見どころがあります。
三段峡 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 三郎の滝】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月上旬頃~11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・イロハモミジ
三郎の滝(さぶろうのたき)は広島県府中市にあります。三郎の滝は標高約340メートルの竜王山(りゅうおうさん)付近を流れる矢谷川上流にあります。三郎の滝は矢谷川下流側からの高さ約2.5メートルの一郎滝・高さ約5メートルの次郎滝・高さ約12.5メートルの三郎滝からなり、次郎滝と三郎滝の間の約30メートルが古くから天然のすべり滝(ウォータースライダー)とも言われる三郎のすべり滝になっています。三郎の滝は長い年月を掛けて巨岩の岩肌が滑らかに磨き上げられて形成されました。ちなみに三郎のすべり滝には大蛇の伝承が残されています。矢谷川の源は「蛇池」と言われ、雌雄二匹の大蛇が棲んでいて、三郎の滝に這い出しては滝壺に飛び込んで仲良く泳ぎ、泳いでは大岩を滑り降り、やがて大蛇の通り道である大岩もいつの間にか滑らかに削り取られ、細長いくぼみになってそうです。
三郎の滝 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 宮島紅葉谷公園】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃~11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・イロハモミジ・ヤマモミジ・ウリハダカエデ
宮島・紅葉谷公園(みやじま・もみじだにこうえん)は広島県廿日市市宮島町にあります。ちなみに宮島は厳島(いつくしま)とも、安芸の宮島とも言われ、厳島は「神をいつきまつる島」という意味に由来するとも言われています。宮島は瀬戸内海西部、広島湾の北西部に位置する海岸線長さ約28.9キロ・面積約30.39平方キロの島です。宮島は古くから信仰の島とされ、593年(推古天皇元年)に宮島を治める豪族・佐伯鞍職(さえきのくらもと)に神勅が下り、勅許を得て海水の差し引きする場所に市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る社殿を造営し、厳島神社(いつくしまじんじゃ)の起源になったと言われています。その後平安時代初期に唐から帰朝した真言宗の宗祖である弘法大師・空海が宮島の主峰である標高約535メートルの弥山(みせん)を開山したとも言われています。平安時代末期に安芸守・平清盛(たいらのきよもり)が厳島神社を篤く崇敬しました。
宮島紅葉谷公園 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 不動院】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ
不動院(ふどういん)は広島県広島市東区牛田新町にあります。不動院は奈良時代に僧・行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が創建したとも、1540年(天文9年)に建立された金堂(国宝)に安置されている薬師如来坐像(重要文化財)などから平安時代末期には既に創建されていたとも言われています。その後南北朝時代に室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)とその弟・足利直義(あしかがただよし)が日本六十余州に置いた安国寺のひとつとされ、安芸国守護・武田氏の菩提寺として栄えました。しかし室町時代後期の大永年間(1521年~1527年)の武田氏と大内氏の兵火によって伽藍が焼失し、毛利氏の外交僧で、関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)からも信任されていた臨済宗の僧・安国寺恵瓊(あんこくじえけい)が再興しました。
不動院 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 尾関山公園】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ
尾関山公園(おぜきやまこうえん)は広島県三次市三次町にあります。尾関山公園は標高約1,218メートルの阿佐山(あさやま)を源とする中国地方最大の河川で、中国太郎とも言われる江の川(ごうのかわ)沿いで、JR三江線尾関山駅近くにある尾関山を整備した公園です。尾関山はかつて小丸積山(こまるづみやま)とも言われ、安土桃山時代に築城された比熊山城(ひぐまやまじょう)を拠点とした三吉氏が出城・小丸積山城(積山城)が築城されていたとも言われるが、江戸時代初期に安芸広島藩主・福島正則(ふくしままさのり)が入封すると重臣・尾関正勝(おぜきまさかつ)が2万石を与えられて入城し、尾関山と言われるようになりました。1632年(寛永9年)に備後三次藩初代藩主・浅野長治(あさのながはる)が入封すると尾関山に下屋敷が置かれ、頂上に天文台・発蒙閣(はつもうかく)が設けられました。
尾関山公園 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 帝釈峡】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・カエデ・イチョウ
帝釈峡(たいしゃくきょう)は広島県庄原市東城町・神石郡神石高原町にあります。帝釈峡は旭川(あさひがわ)・吉井川(よしいがわ)とともに岡山三大河川に数えられる高梁川(たかはしがわ)水系成羽川(なりわがわ・東城川(とうじょうがわ))の支流・帝釈川に形成された長さ約18キロメートルの峡谷です。帝釈峡は吉備高原(きびこうげん)の一部をなす石灰岩台地を帝釈川が侵食して深さ100~200メートルの谷を形成し、断崖絶壁・奇岩・深淵・鍾乳洞・自然橋などが続きます。帝釈峡には帝釈川が石灰岩(せっかいがん)を侵食して形成された長さ約90メートル・幅約19メートル・高さ約40メートルの日本一の天然橋で、国の天然記念物に指定され、日本百名橋に数えられる雄橋(おんばし・神の橋)などがあります。
帝釈峡 広島紅葉見ごろ・時期

【広島紅葉見ごろ・時期 神龍湖】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・カエデ・イチョウ
神竜湖(しんりゅうこ)は広島県庄原市東城町・神石郡神石高原町にあります。神竜湖は旭川(あさひがわ)・吉井川(よしいがわ)とともに岡山三大河川に数えられる高梁川(たかはしがわ)水系成羽川(なりわがわ・東城川(とうじょうがわ))の支流・帝釈川(たいしゃくがわ)に堤高約62.4メートル・堤頂長約39.5メートル・総貯水容量約1,427万8千立方メートルの重力式コンクリートダム・帝釈川ダムが建設されてできたダム湖(人造湖)です。神竜湖の名称は形が竜に似ていることに由来しています。帝釈川では旧帝釈川ダムが1920年(大正9年)に着工し、1924年(大正13年)に完成しました。
神龍湖 広島紅葉見ごろ・時期

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