大分紅葉見ごろ・時期
大分紅葉見ごろ・時期を紹介しています。大分県にはいずれも日本紅葉の名所100選に選ばれた国東、耶馬渓、くじゅう連山や本耶馬渓、深耶馬渓、白馬渓、由布岳、両子寺などの紅葉名所があります。ちなみに国東では紅葉が見ごろを迎える時期にカエデ・イチョウ・ケヤキ・モミジ・ハゼなどが色付きます。
【大分紅葉見ごろ・時期 国東】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃~12月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ・イチョウ・ケヤキ・モミジ・ハゼ
国東(くにさき)は大分県北東部の国東半島地域のことを言います。国東半島は北側が周防灘、南側が別府湾、東側を伊予灘・瀬戸内海に囲まれ、半島の北側には姫島があります。国東半島には国東市・豊後高田市・杵築市・日出町があります。国東半島では奈良時代から平安時代に仏教(天台宗)に大分宇佐市・宇佐神宮(うさじんぐう)の八幡信仰を取り入れた神仏習合の六郷満山(ろくごうまんざん)と言われる山岳宗教文化が栄え、山岳地域の険しい山道を歩く峰入りと言われる難行が行われるようになりました。文殊仙寺(もんじゅせんじ)は奈良時代の648年(大化4年)に修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が文殊菩薩の聖地とも言われる中国・五台山(ごだいさん)から迎えた文殊菩薩を本尊として創建したとも言われています。
国東 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 耶馬渓】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・イチョウ・カエデ
耶馬渓(やばけい)は大分県中津市にあります。耶馬渓は新潟・弥彦山(やひこやま)と兵庫・雪彦山(せっぴこさん)とともに日本三彦山に数えられる標高約1,199メートルの英彦山(ひこさん)付近を源とする一級河川・山国川(やまくにがわ)の上流域・中流域とその支流域を中心に形成された渓谷です。耶馬渓には本耶馬渓(ほんやばけい)・深耶馬渓(しんやばけい)・裏耶馬渓(うらやばけい)・奥耶馬渓(おくやばけい)・椎屋耶馬渓(しややばけい)・津民耶馬渓(つたみやばけい)などがあり、数々の絶景は耶馬渓六十六景と言われています。ちなみに本耶馬渓は山国川上流にあり、青の洞門(あおのどうもん)は645年(大化元年)にインドからの渡来僧・法道仙人(ほうどうせんにん)が創建したとも言われる羅漢寺(らかんじ)の禅海和尚(ぜんかいおしょう)が托鉢勧進によって資金を集め、石工がノミと槌(つち・ハンマー)だけで30年掛けて掘り抜いたと言われています。
耶馬渓 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 くじゅう連山】日本紅葉の名所100選
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ・モミジ・ナナカマド・ハゼ・ドウダンツツジ
くじゅう連山(九重連山)・九重山(くじゅうさん)は大分県竹田市と大分県玖珠郡九重町に広がる標高1,300~1,700メートル級の火山群です。くじゅう連山は九州本土最高峰である標高約1,791メートルの中岳(なかだけ)・主峰である標高約1,774メートルの久住山(くじゅうさん)・標高約1,774メートルの稲星山(いなぼしやま)・標高約1,762メートルの星生山(ほっしょうざん)・標高約1,745メートルの三俣山(みまたやま)・標高約1,423メートルの漁師山(りょうしやま・漁師岳・猟師岳)などの久住山系、標高約1,587メートルの黒岳(くろだけ・高塚山) ・標高約1,786メートルの大船山(たいせんざん)・標高約1,706メートルの北大船山(きたたいせんざん)・標高約1,643メートルの平治岳(ひいじだけ)などの大船山系などに大別され、南北約10キロ・東西約13キロに10数個の火山が集まっています。
くじゅう連山 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 本耶馬渓】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・イチョウ・カエデ
本耶馬渓(ほんやばけい)は大分県中津市本耶馬渓町にあります。本耶馬渓は青の洞門(あおのどうもん)・競秀峰(きょうしゅうほう)を中心とした一級河川・山国川(やまくにがわ)上流域一帯のことです。青の洞門は645年(大化元年)にインドから渡来した渡来僧・法道仙人(ほうどうせんにん)が創建したとも言われる羅漢寺(らかんじ)の禅海和尚(ぜんかいおしょう)が1735年(享保20年)から托鉢勧進によって資金を集めて自力で岩壁を掘り始め、雇った石工とともにノミと槌(つち・ハンマー)だけで30年掛けて掘り、1764年(明和元年)に完成したと言われています。
本耶馬渓 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 深耶馬渓】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・イチョウ・カエデ
深耶馬渓(しんやばけい)は大分県中津市耶馬渓町にあります。一般的に耶馬渓と言えば、通常深耶馬渓のことを指します。深耶馬渓は一目八景(ひとめはっけい)を中心とした一級河川・山国川(やまくにがわ)の支流・山移川(やまうつりがわ)上流部一帯のことです。山移川は大分県玖珠郡玖珠町大字森字西奥山を源とする山国川最大の支流で、1978年(昭和53年)に着工し、1985年(昭和60年)3月に完成した耶馬渓ダムもあります。錦雲峡の景は深瀬谷から東に分岐する谷筋にあり、両岸に絶壁が迫り、岩峰が筍のように突き出しています。
深耶馬渓 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 白馬渓】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・カエデ
深耶馬渓(しんやばけい)は大分県中津市耶馬渓町にあります。一般的に耶馬渓と言えば、通常深耶馬渓のことを指します。深耶馬渓は一目八景(ひとめはっけい)を中心とした一級河川・山国川(やまくにがわ)の支流・山移川(やまうつりがわ)上流部一帯のことです。山移川は大分県玖珠郡玖珠町大字森字西奥山を源とする山国川最大の支流で、1978年(昭和53年)に着工し、1985年(昭和60年)3月に完成した耶馬渓ダムもあります。錦雲峡の景は深瀬谷から東に分岐する谷筋にあり、両岸に絶壁が迫り、岩峰が筍のように突き出しています。
白馬渓 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 由布岳】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年10月下旬頃~11月上旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・ヤマザクラ・ヤマモミジ・ハゼ・ミズキ・マユミ
由布岳(ゆふだけ)は大分県由布市湯布院町にあります。由布岳は標高約1,583メートルの活火山です。由布岳は最高峰の西峰と東峰からなる双耳峰で、美しく荘厳な姿から豊後富士(ぶんごふじ)とも言われ、日本最古の和歌集「万葉集(まんようしゅう)・奈良時代末期成立」にも詠まれています。また由布岳は古来から山岳信仰の対象として崇められ、日本最古の歴史書「古事記(こじき・ふることふみ)・712年(和銅5年)編纂」・「豊後国風土記(ぶんごのくにふどき)奈良時代初期編纂」にも記されています。由布岳は約9万年前に火山活動が始まり、約2,200年前に山体崩壊を起因とした大規模な噴火が起こり、約2,000~1,900年前に最後の噴火を起こしたとも言われています。
由布岳 大分紅葉見ごろ・時期
【大分紅葉見ごろ・時期 両子寺】
●紅葉見ごろ・時期・・・例年11月中旬頃~11月下旬頃
●紅葉樹木種類・・・・・モミジ・カエデ
両子寺(ふたごじ)は大分県国東市安岐町両子にあります。両子寺は奈良時代の718年(養老2年)に仁聞菩薩(にんもんぼさつ・人聞)が標高約721メートルの両子山中腹に創建したとも言われています。仁聞菩薩は国東半島に28の寺院を創建し、最初に創建したとも言われる千燈寺(せんどうじ)の奥の院・枕の岩屋で入寂したとも言われています。また国の重要文化財・史跡に指定されている熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)など国東半島にある磨崖仏や6万9千体もの仏像も造ったとも言われています。両子寺は六郷満山の中山本寺で、修行の中心地として栄え、江戸時代に杵築藩(きつきはん・木付藩)の最高祈願所になり、六郷満山の総持院として満山を統括しました。
両子寺 大分紅葉見ごろ・時期